日光で黄金伝説! 西沢金山
ご存知でしたか?
日光に世界有数の金山があった事を!その名は「西沢金山」。
奥日光の光徳牧場と川俣温泉とを結ぶ、奥鬼怒林道(山王林道)の中間地点付近にあったそうです。
江戸時代、鉛を採掘すると偽り金の採掘をしていた人がいたが、この地域は日光山二社一寺に属し神領と呼ばれこの土地で個人が金銀を採掘することを固く禁じ、廃山にして門外不出となった。
それから約40年後、川俣村民により昔の言い伝えを信じて再発見される。
明治時代に採掘が始まり大正時代には1300人もの人が暮らし、学校・病院等も備えた山奥の鉱山の町になった。まさに日本版ゴールドラッシュだったにちがいない。
西沢金山の鉱物資源は、金だけではなく銀やタングステン等、希少金属を大量に産出した。
その含有量は世界に誇るもので、0.001%の含有量があれば金鉱山として採算がとれる時代に西沢金山は、0.49%、銀については12.9%と桁違いの含有量を誇った。産出額も国内一番の大金山であった。
近くには、足尾銅山もあり栃木県は金銀銅の揃い踏み!日本中の穴掘り名手の羨望の的だったにちがいない。
その後、昭和初期まで採掘されていたそうですが、廃坑となり現在は石垣のみが残るだけ、唯一の建物といえば崩れかけている山神神社に残る小さな祠のみだそうです。
付近には当時の温泉跡である秘湯中の秘湯、西沢金山跡温泉があるそうだ。
金山からは4本の道あり、現在の林道はその道を基礎に造られた山王林道や湯元~刈込湖・切込湖までのハイキング道になっている。
(日光近代学事始参考)
もう本当に金は出ないのかな?
砂金でもいいから今度採りに行ってみよう!
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