日光近代史7-2 JR日光駅に新事実!
JR日光駅舎 謎の設計者 “第3の男”急浮上
以前書いた記事に、
「JR日光駅は、旧帝国ホテルで有名な、フランク・ロイド・ライトの設計と言われているが、どの資料にも(・・・そうです。)としか書かれてなく、断定しないのは何故??
当時のサイン入り設計図がないのでしょうか。」
と書いていたが、、、、
少し前に、こんな記事が、、、
(以下 Sannkei Webより)
現役で活躍する駅舎では日本で二番目に古いJR日光駅の設計者が、
日光東照宮近くにある歴史的家屋、赤門を設計した米国人建築家だった可能性が浮かび上がった。
これまで帝国ホテルの設計者のフランク・ロイド・ライトや旧運輸省OBの説があったJR日光駅の設計者。
今春、見つかった棟札をもとに産経新聞社が調べた結果、日光になじみの深い人物だったことが分かった。(昌林龍一)
明治23(1890)年に平屋建てで開業後、大正元(1912)年に現在の二階建てネオ・ルネサンス様式に改築され、鉄道マニアに人気のJR日光駅舎。
その設計者として浮かび上がったのは、明治13(1880)年に米国聖光会から宣教活動者として日本に派遣された建築家、J・M・ガーディナー(1857~1925)だ。
ガーディナーは、日本聖光会日本真光教会(日光市本町)を拠点に、布教活動の傍ら建築技術を教えた。日光市内では同教会の設計のほか、日光東照宮近くの赤門などを設計したとされる。立教大学(東京)の建築にもかかわった。
JR日光駅では今年4月、駅舎の施工者などの氏名が書かれた棟札が見つかり、棟梁の名は「高山譽三郎」と書かれてあった。
産経新聞社で該当者を捜したところ、日光市内で工務店を経営する高山一夫さん(77)の親族と判明した。
高山さんによると、父親やその兄弟全員が大工で、「国鉄の日光駅の仕事をした」と話していたことを覚えているという。
高山さんは「(高山譽三郎は)叔父の音三郎ではないか。
当時、棟札は神に献上するもので、音の当て字に『譽』という縁起のいい字を使ったのだろう」と話した。
また、石工として建築に加わった故・柳ケ瀬さんの孫にあたる柳ケ瀬工務店の柳ケ瀬雄平さん(71)は「私が小さいころ、祖父から『ガーディナーさんという外国人と駅の仕事をした』と聞かされたのを覚えてます」と振り返った。
日本真光教会の施設管理人、藤平功さん(62)はこんな事実を明かす。
「昨年、北海道の人から『JR日光駅を見たときに、地元の古い学校の校舎とそっくりでビックリした』という連絡があた。
その校舎は、遺愛学園といい、ガーディナーの設計なんです」。
藤平さんは「当時は今のように設計者という概念がなく、棟梁にアドバイスする形だったので棟札に名前が刻まれなかったでは」と推測している。
設計者の新説が判明したことについて、日光観光協会は「日光の歴史的な建築物について、歴史的な経過を記した資料は意外に少ない。大変喜ばしいこと」と話している。
(産経新聞 栃木版より)
当時の日光では、避暑の為に訪れる外国人が急増した為、教会の建立が急務となった。
そこで、日光をこよなく愛していたガーディナーにより、
1890(明治23)年に小さな礼拝堂(聖変貌教会)が建てられた。
その後手狭になった為、1914(大正3)年に場所を変えて石造りの現在の日本聖光会日光真光教会が、やはりガーディナーの設計により完成した。
一方、JR日光駅は、1890(明治23)年に平屋建てで開業。
1912(大正元年)に現在の二階建てネオ・ルネサンス様式に改築。
なるほど、ガーディナーが日光に係わっている頃と
時代背景もあってるし、ありうる話ですね!
でも、産経新聞さん!
日本聖光会日本真光教会ではなく、
日本聖公会日光真光教会ですから~~! 残念~!!
尚、管理人が見事に見学を断られた
JR日光駅の皇室専用・貴賓室の内部を初公開しているそうだ。
(11月23日まで 土日祝のみ。9時~16時)
※貴賓室は改札内にあるので、見学には乗車券または入場券が必要となります。
念のため、電話で確認された方が良いかも?
JR日光駅 0288-54-0046
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