温泉三昧 19 鹿の湯
殺生岩から流れ出る
もうもうと煙をあげる湯川沿いの昔のままの佇まいは、
本館は明治時代、玄関は大正時代のままだそうだ。
湯殿は濃厚な温泉成分の為、何度も改築されているらしいが、すべて木造り!
「鄙びた」と言う言葉がピッタリの日帰り温泉です。
鹿の湯の歴史は古く、今から約1300年前に開湯されたといわれている。
狩野三郎行広という者が山狩の際に、
射損じた鹿を追って山奥に入ると、
鹿は傷ついた体をこの温泉で癒していた。
鹿によって発見された温泉の為、鹿の湯と名づけたそうだ。
公式には、天平10年(738年)の正倉院文書の中に
那須温泉の記録がのこされている。
とにかく、これぞ本物の温泉としか言葉に言い表せられません!
木の湯船に満々と溢れ出る熱くて真っ白のお湯
強烈な硫黄臭も郷愁を誘います。
男湯の湯船は6つ(以前は4つだったと記憶していたが、、)
41度・42度・43度・44度・46度・48度 と温度毎に
小さな木の浴槽が並んでいるだけ。
温度調節は68.4度の源泉そのままを、
湯量で調節をして湯船に掛け流している。
水で薄める訳ではないので、ここには水道がない。
だから当然、洗い場もない。
ただ々、また~りと湯船に入ったり出たりを繰り返すのみである。
38度のかぶり湯をして、41度・42度と徐々に熱い湯船に入って
44度までは一気に制覇。
46度は(温度を測ってもらったら47度でした。)相当に痛かったけど何とか制覇!
そして48度の湯船に挑戦、、、
精神統一して、ゆっくりと静かに、
お湯が動かないように入るのがコツです。
何度も挑戦しましたが、、、
どうしても、腰までしか入れませんでした。
この鹿の湯は、奈良時代からの歴史ある湯治を踏破している
日本でも屈指の日帰り温泉であろう。
日光湯元も、ここのお湯に負けないくらい良いのだから、
この様な硬派な日帰り温泉があればいいのになぁ、、、
と、ちょっと那須が羨ましいと思う管理人であった。
那須温泉元湯・鹿の湯
泉質 酸性 含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
泉温 68.4度
pH 2.5
住所 栃木県那須郡那須町大字湯本181
電話 0287-76-3098
料金 入浴400円 入浴休憩1500円
時間 8時~17時30分
今日の一言!
最近、年のせいか懐古主義になってきた管理人です。
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