はじめに & 栃木K2登山隊 登頂情報 vol.13
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栃木ヒマラヤ研究会 K2登山隊 現地最新情報!
世界で一番難しい山 K2(標高8,611m)に挑戦している
日光の片柳さん達から、
衛星電話で送られてくる最新情報を掲載してます。
(ふぃふぁ山荘本文は、この記事の下にあります。)
日程 2013年6月3日成田出発!
6月23日に5,010mにBCベースキャンプを設営。
ABC5,300m C1.6,000m C2.6,700m C3.7,400m C4.8000m
6月24日から登山を開始し、7月24日からアタックを開始。
7月28日C3付近天候不順により登頂断念。
以下、現地からの入電を掲載中!
↓
7月29日入電!
『天候不順のため 登頂断念』-----Original Message----- From: K2Tochigi2013
Sent: Sunday, July 28, 2013 11:44 PM 前回の更新でお伝えした通り、 アタック体勢に入りC2に到達するも、
上部の積雪が非常に多く危険な状態のため、
行動を中止して7/26にBCに帰還しました。 その後、他隊からの情報も鑑み、 栃木隊全員であらゆる可能性を話し合いましたが、 これ以上の登山活動の続行は厳しくまた危険であると判断し、
登頂を断念することに決定しました。登山隊事務局をはじめ、応援をして頂いた皆様に 良い報告ができなくなってしまったことは、 本当に申し訳ありません。栃木隊としては、自らの手でC2までのルート工作を果たし、
隊員の高所順化でもC3付近(7200m)まで到達し 順調に進んでいましたが、ルートとしては
比較的難易度の低いC3-C4間での予想外の積雪・新雪量に
阻まれる結果となってしまいました。隊員の気力、体力共に非常に充実していたため、
残念な思いで一杯です。 同時期に活動していた他の登山隊も全てC2までで登頂を断念して、
一部は既にBCを撤収しております。 また唯一C3方向に向かった1隊は、
今もって隊員2名が消息不明のままで安否が気遣われます。 このような状況の中で
体勢を立て直しての登山活動続行も検討しましたが、
隊員の安全を考慮し、苦渋の決断をすることとなりました。 栃木隊を応援していただいた皆様には、
ご期待に沿えませんでしたこと、重ねてお詫び申し上げます。 我々の登山活動を見守って下さり、
本当にありがとうございました。 今後の登山期間は、上部キャンプからの荷下げを行った後、
BCを撤収し帰路のキャラバンで下山となります。全ての活動が終了するまで決して気を抜かず、
家族や仲間のもとへ無事に帰るという責任を
全うしたいと考えております。 下山までも、引き続きこちらのブログで報告を続けて参ります。 取り急ぎ、現状のご報告まで。続報です。
『C3は、流された模様』
----Original Message----- From: K2Tochigi2013 Sent: Monday, July 29, 2013 4:18 PM
お世話になっております。 昨日もお伝えした、
C3に向かい消息不明となっている隊の続報が入りました。 C3周辺で大規模な雪崩跡があり、
2名の隊員のものと見られるアイゼンやハーネスが
雪面に確認できたとのことです。
2名は7/26夕方にC3に到着しておりますので、
テント内にいる夜間に雪崩が発生したものと思われ、
生存は絶望的です。
今シーズンのパキスタン国内の山では遭難が相次ぎ、
この事故により8000m峰五座での犠牲者数は24名となりました。
当初の計画では、
7/26には全ての隊がC3への前進を予定していたため、
もし下山せず予定通りに進んでいた場合は
30名以上のクライマーを巻き込んだ
大惨事となり得た可能性もあります。 栃木隊を始め、
各隊がC3に設置・デポしてあったテントや
酸素等の装備も流されているようで、
1次アタック撤退後に体勢を立て直しての
再アタックも検討していましたが、
実際は装備が流失していたことから活動の継続は
不可能となっていたと思われます。
遭難した2名は
ニュージーランド人の山岳ガイドの父子で、
今シーズンはブロードピークを登頂してからK2に転進し、
無酸素での登頂を目指していました。
栃木隊とは入山前の宿泊地から交流があったため、
我々もやるせない思いで一杯です。 心から2人の冥福をお祈りします。K2栃木隊
ふぃふぁ山荘 記事は、この下 ↓
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コメント
お疲れ様です!
ご無事でなによりです。
日本に着くまでご安全に!!
投稿: Layla | 2013年7月29日 (月) 22時09分
残念です。又何とも文字に表わすことができません。残った隊員全員無事で帰還することだけを祈っています。
投稿: 徳次郎 | 2013年7月29日 (月) 22時35分
BCとはいえ、5000m!
まだまだ気を許さず、無事帰国を祈りましょう!
投稿: ふぃふぁ | 2013年7月29日 (月) 23時59分