特派員O 雨の日は「日光鱒釣紳士・避暑地物語」を読む
今回は、ふぃふぁ特派員O
東京在住の太田さんからの投稿です。
特派員O 日光男の一人旅
日光の事を知りたければ、この本を絶対に読むべし。
そう言っていた管理人様の言葉を信じて、
この本を読んでみることにしました。
ネットでも買えるのでは? 探してみるがどこにもない。。。
今は、絶版ということで、古本屋でも手に入る事はない。
それが、日光市立図書館にはあるというではないか。
予約を入れること半月。やっと揃ったということで、
早速受け取りにいきました~。
雨のために、何処にも行けなかった。という訳ではないが、
たまには本を読め、という天からの達しだったのだろう。
本を読む時間を作れたことに感謝し、
静かな霧降で居眠りしながら没読する特派員Oであった。。。。
(温かい服装でまったり・・・)
まずは、日光避暑地物語から読むことに、、、
↓
この2冊の本を読んでいて、
「日光」についてのイメージが少し変わった。
「日光」は徳川時代から栄え、現在も有名な観光地である。
それは勝手に思っているだけであって、
徳川時代が終わると「日光」は廃れていった。
それはそうだ、援助してもらうするところが無くなってしまったのだから。。。
明治に入り、世界の外交官が暑い都会を離れ、
涼しい「日光」に訪れるようになる。
その経過と発展に尽力を費やした方たちの話が満載で、
東照宮が主役の今とは違い、中禅寺湖が主役であった。
という「日光」。当時の面影を残す遺物は多々あるが、
その登場する人物たちの趣味と娯楽によって、
再び「日光」は脚光を浴びる避暑地となる。
昭和に至るまでには、多くの災難にも遭遇した「日光」。
大火による焼失、台風による被害で神橋他多数の建造物が流された。
また、中禅寺湖周辺にあった各国の大使館は、
戦争により帰国したため、外国人観光客は激減、
再び荒廃の道へと向かっていってしまう。
この本は、明治期から昭和の世界大戦までの間の「日光」。
そして「日光」を愛し活躍した人たちの事が書かれている本なのである。
戦後、地元の観光活動が「東照宮を主役」とし、
再び世界遺産「日光」にまで脚光を浴びるが、
その傍ら、消えてゆく路面電車、
馬返しから明智平までのケーブルカー、
これらは新時代への妨げになってしまったようだ。
しかし、消えていった路面電車が
再び「日光」へと戻ってきた。
「ちろりん村」の山本さんは、古き良き時代の遺産として、
自らの敷地内に当時活躍した路面電車を移設し、
永久保存しているのである。
ここでも「日光」を愛する男が一人いる事を発見することができた。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
特派員Oさん「ありがとう」。
これがもう一つの日光なんです。
この本の作者は私の大切な先生です。
また新たな日光の話でお酒をかわしたいですねー。
投稿: 徳次郎 | 2013年11月26日 (火) 21時25分
日光の歴史は、他の避暑地とは全く違うものを感じます。
日光に住んでよかった。と思いながら読んでました。
山本さん、飲みましょう。
投稿: 太田君 | 2013年11月27日 (水) 18時23分