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2017年8月30日 (水)

岩崎観世音 まんが日本昔ばなしに登場する子宝スポットだった!【日光の観光名所】

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まんが日本昔ばなしに登場する「鶴の子観音」という伝説が残る岩崎観世音を訪れてみました。場所は、観世音そば下の家が目の前にある日光市岩崎地区にあります。

入口の説明板には、
【弘仁11年(820年)に弘法大師がひらいたとされる岩崎観世音は、本堂は馬頭観音でかつては多くの馬方が、遠方からも訪れていた。ここにはすばらしい彫刻や狩野派全盛のころ、修行僧達が描かれたと思われる習作の天井画がある。本堂より山道を登ると岩洞窟の中に、高さ1m程の鶴の子観音があり、ご利益のある子授け観音として、広く知られている。大祭当日(毎年3月の最終日曜日)には、卵を授かり、その卵をご夫婦で食べて、子供が授かれば翌年お礼に倍の卵をお返しに来るという「倍返し」信仰のめずらしいお祭りがある。】と、書かれていました。

この伝説を元にした岩崎観世音大祭は、
毎年3月の最終日曜日に開催される400年続く子授けのお祭りだそうです。

参拝者が子宝を祈願して玉子を貰い受け、
願いが叶ったら、お礼に卵を倍にして返すという風習があります。

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趣のある階段を登ると、、、、、
 

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弘仁11年(820年)弘法大師が開いたとされる岩崎観世音の本堂がある。

本堂は馬頭観音で、かつては近隣はもとより遠く鹿沼・古賀志方面からも参拝が絶えないほどの由緒がある観音だったそうです。

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本堂左手に、山の中腹に続く石段があるのですが、ここから先は、結構足元が悪く、登っていく人がすくないけど、せっかく来たので奥の院に登ってみると、

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かなり足元が悪くて、雨の日は危険ですね~

上を見上げると、
岩洞窟の中に、奥の院「鶴の子観音」という立派なお堂があります。

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階段途中からは、男体山や女峰山が見れます。
いい眺めですね~

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立派な夫婦木が植えてあります。

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では、神秘的な、洞窟の中に入りましょう。

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ここが、約1,200年前に弘法大師が開いたとされる、
子授け安産の鶴の子観音様が安置されてます。

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階段がなかった時代は、どうやって来たんでしょうね~

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栃木に日照りの夏も水枯れの冬もこんこんと水が溢れて村の田畑を潤す池がありました。
季節かまわず雪の中でも睡蓮が咲き、ほとりの黒松の大木にはどこからともなく一羽の鶴が舞い降りて子育てするとても不思議な池でした。
村人達はそこを観音様の池として大事にするという戒めを何百年も代々受け継いで守っていて、夏に水遊びに興じる子供たちも決して池を汚す粗相をする者などいないのでした。
ところがある冬の晩、4人の若者が肝試しの羽目を外して池の鶴の卵を盗んでしまいました。
卵を小屋で煮ていると、吹雪とともに知らない老人が戸口に現れて4人の名前を呼び、赤子の頃からお前達を知っていると言いました。
そして、お前達のせいでもう村には緑も花も無くなる、先祖の苦心も水の泡だ、と言い残すと雪に足跡も残さずに消えてしまいました。
怯えた若者達があわてて巣に戻した卵を、鶴が何事も無かったかのように温め続けるのを前にして、奪ってしまった命や観音様に詫びる気持ちを込めて4人は交代で水ごりを始めました。
極寒の池の中で命の瀬戸際まで水ごりを続けること百か日目、祈りが通じたのか、なんと茹でたはずの卵から鶴のヒナが孵りました。
こうして春を無事に迎える事ができ、若者から話を聞いた村人は池のほとりのお堂を改めて建て直し、鶴の子観音として末長くあがめたという事です。
:
今日の一言!
日光市は消滅可能性都市なのだから、まだ子供がいない市民の若ご夫婦は、
是非、3月末に開催される岩崎観世音大祭で、卵を貰いに行ってみては如何でしょうか?

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